ドイツの田舎のヘルメスカイル航空機博物館

今度こそ本当に夏の終わりか!と思わせる9月のドイツの天気の良い週末、思い立って我が家から二時間ほどの私設の航空博物館までドライブ。珍しく嫁さんが一緒に行くと言うので二人でモーゼル観光を兼ねて。お陰で今回は色々な機体の前で写真を撮ってもらえた。

ヘルメスカイル航空機博物館のコンコルドレプリカ。中は喫茶店

さて日本人誰も知らないヘルメスカイル航空機博物館こと Flugausstellung Peter Junior、ドイツの西の端、ルクセンブルクの手前だが公共交通機関が無い辺鄙な場所にある。
https://www.flugausstellung.de/
主に屋外にジェット戦闘機やらヘリ、輸送機などが野ざらしになっており google mapで見てもよくわかる。
https://www.google.de/maps/place/Flugausstellung+P.+Junior/@49.6857348,6.9598426,429m/data=!3m1!1e3!4m12!1m6!3m5!1s0x0:0x6c40fbfe9be3de8f!2sFlugausstellung+P.+Junior!8m2!3d49.685328!4d6.960397!3m4!1s0x0:0x6c40fbfe9be3de8f!8m2!3d49.685328!4d6.960397

ヘルメスカイル航空機博物館のパノラマ写真。
こんな感じでだだっ広い芝生の上に雨ざらしでヒコーキとヘリコプターがずらっーっと並んでます。柵があったりなかったり。

メンテも塗り直し等頑張っている様だが追いつかず色は褪せてる機体も多いしアクリルキャノピーは黄変・クラックだらけ。しかしやはり至近距離で或いは柵なしで様々な機体が見られるのは嬉しい。Mig15〜23のロシアジェット戦闘機群は世界中に売られまくったとは言えこれだけ纏まって見られるのは西側では珍しい。欧州でセンチュリーシリーズが揃っているのも貴重。個人的には大好きなSAABヴィゲン・ドラケンに会えたのが良かった。大戦機は殆ど無いけれど、計器板やメーター類、照準器はガラス棚に大量に並んでいてこれも感心。これが私設とは! 野外展示はもちろん屋内も明るく写真は撮りやすい。

入り口横のコンコルドはレプリカで中はカフェになっており、我が家も歩き疲れたので休憩。その後もう一回りしたい僕をベンチで持参の本を読んで待つ、分かってる嫁さん。終わってのコメントは「どんなもんかと思って来てみたけど、半日10EURで安上がりだし、ずーっと歩き回ってタラップ上がったり下に潜り込んだり体動かして健康にも良さそうだし、カメラ向けると見た事無いくらい口角上がってるし、まあいい趣味なんじゃないの、私はもう付き合わないけど。」とのことでした。

ヘルメスカイル航空機博物館のF-104, F-100, デハビランド・ヴェノム
マルヨンは片手で足りないくらい有るので、一個くらい壁に貼り付けてみっか、と言う感じであろうか。お陰で誰でも主翼の前縁エッジの異常なシャープさが味わえます。この博物館、基本的に「触らないで下さい」って注記が無いのよねー。
ヘルメスカイル航空機博物館のメッサーシュミット KR200とMe108
メッサーシュミット展です。Me109でなくMe108タイフーンなのがちょっと残念。
ヘルメスカイル航空機博物館のJu52。後方にテキサン
登って触ってJu52の波板をナデナデ出来ます。このタラップ、上から吊られていてグラグラ揺れてちょっと怖い。
ヘルメスカイル航空機博物館のフェアリーガネットAEW
フェアリーガネットAEW。腹部の巨大レドームが臨月。背中のボコボコが無くて、らしく無い。が、世界一不細工な飛行機ぶりには磨きが掛かっている、と言えよう。ホントかっこ悪くて大好き。
ヘルメスカイル航空機博物館のBAEライトニング
こちらも子持ちシシャモみたいなお腹のライトニング
ヘルメスカイル航空機博物館のドラケン
ドラケン、平面形が特殊なんで上から撮りたいんだけど。。。 屋外展示の真ん中に撮影台建ててくれないかな。
ヘルメスカイル航空機博物館のヴィゲン
ヴィゲン、大好き。塗装は緑の市松模様が良かったけど。ごっつい主脚とダブルタイヤがいいね。
ヘルメスカイル航空機博物館の旧ソ連ジェット機群。Mig21, Mig23, Su-22
呆れるほどのロシアジェットの品揃え。Mig21は複数機見かけた。ここはちょっと柵が遠いねー。キャノピーは真っ白で中が見えない。
ヘルメスカイル航空機博物館のHe111H
数は少ないけれど大戦機もあります。唯一のルフトバッフェ、He111
ヘルメスカイル航空機博物館の F+W C-3605 と Aero L-39 Albatros
真ん中に釣ってあるのはF+W C-3605、ノーズが長くてカッコ良くてビックリしたんだけど実はスイス軍の標的曳航機で武装は無いのでした。左下のこれもノーズが長くてカッコいいジェットはチェコの練習機 Aero L-39 Albatros
ヘルメスカイル航空機博物館のコンコルド内部の喫茶店
おお! コンコルド! と喜んでよく見るとハリボテ。しかし何故ドイツ人がコンコルドをレプリカ作ってまで置きたがるのか? 謎。そして中は実にフツーに喫茶店です。軽食も出来るのかな? これ全部で10EURだしケーキはデカイしリーズナブル。

写真を山ほど撮りましたので、興味のある方は下のリンクのギャラリーも観てください。

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