Panasonic ホームベーカリー SD-BMS151 修理

我が家で絶賛大活躍中のパナソニックのパン焼き器、今の主力機は7年前に買った奴だが、レーズンパンを仕掛けて朝見るとレーズンが自動で釜の中に落ちる、筈が落ちていない。レーズン・ナッツ類ケースの横に何やら黒い部品が転がっている、と言うことでオヤジの出番。

パナソニックのホームベーカリー SD-BMS151 のレーズン・ナッツ容器の底の蓋が自動で開かなくなった

なんのことはない、PA製の黒いレバーが真ん中で折れている。時間になると丸い穴から出て来たピンが黒いレバーのバネの付いた半円部を押して爪が引っ込んで蓋が落ちる仕組み。ホームベーカリー本体は普通に動いているのでタイマーでピンは出て来るが、レバーが半分しか無いのでレーズン・ナッツ類容器の底が開かない。

パナソニックのホームベーカリー SD-BMS151 のレバー部品が壊れている

今時はナイロンにも良い接着剤があるので(もちろん常備している)それを使うが、念のため押しピンの針を補強に仕込んでおく。何でもいいんだけど、手近にある焼きの入った細い鋼材部品として一番手軽だったので。ピンが通る程度の小さな穴を両側の部品に開けて、ピンを差し込んで、樹脂用瞬着で付けて断面をエポキシボンドで補強して一晩置いて一丁上がり。

パナソニックのホームベーカリー SD-BMS151 のレバー部品を接着修理した
ナイロン系樹脂にも使える接着剤 POLY-ZAP

この黒いレバー部品の破損理由だが、嫁さんによるとレーズンやナッツ入りのパンを焼くのは滅多にないので動作回数はたかが知れている。引っ掛かった底を開ける機構を手で押して確かめたが、必要な荷重は本当に僅か。ということは疲労強度の問題では無い。材料が熱履歴で脆くなったのが主原因である。しかし脆化するのは分かるが破損部の断面はコの字でもっとも弱く、機械設計的にも問題がありそう。材料をケチりまくって薄肉化したツケが来た感じ。

パナソニックのホームベーカリー SD-BMS151 のレーズン・ナッツ容器のレバー部品修理

こちらのホームベーカリー、釜の底の軸受け部分の回転が非常に渋くなっている。食品に使うものだし勝手にオイルやグリスを足すのも具合が悪い。調べてみると、軸受けとシール部が一体になってネジ3本で釜の底に取り付けてある。この部分だけのサービス部品が有りました! しかもドイツのAmazon.deで僅か20ユーロ!! メジャーブランドの機種を買っておくとこういう良いこともあるね。左が新品の軸受け、右が交換したもの。えらく年季が入っているのが分かります。

パナソニックのホームベーカリー SD-BMS151 の底の軸受けユニットを新品に交換

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