速度記録車、サンビーム1000HPとゴールデンアロー、1/43ミニカー

イギリスのビューリー国立自動車博物館を訪れたときに実物を見た速度記録車、サンビーム1000hpとゴールデンアロー。それぞれ1927年327km/hと1929年372km/hの速度記録保持車である。

イギリスのビューリー国立自動車博物館にて撮影した速度記録車サンビーム1000HPとゴールデンアローの実物
速度記録車サンビーム1000HPとゴールデンアローの1/43ミニカー

やはりエンジン駆動、タイヤ駆動の速度記録車の個性豊富なスタイルには魅力があり、いずれはミニカーコレクションに加えたい!と思っていた。サンビームはすぐに入手出来たのだがゴールデンアローは昔は幾らでもeBayに溢れていた気がするが探し出すととんと見つからなくなっており、良品が出るとどえらい値付けだったりする。たまたま最近見つけた難ありのWesternModelの古いミニカーが60ポンドしなかったのでポチってしまった。

ご覧の通り、サンビーム1000hpはBizarre製で結構良い出来である。コンディションも良好。ゴールデンアローは金色の色味が全然違うんだよね。全塗装するとなると大仕事なのでちょっと迷う。小傷も多く値段なりのコンディション。

こちらがサンビーム1000hp。側面に書かれた文字がミニカーの方が多いんだけど、こういう塗装の時期もあったのかも? 450hpを発揮するモーターボート用の22.4L V12エンジンをドライバーの前後に二つ置いてクラッチ付きシャフトで繋げて使用。駆動はリヤタイヤのみである。史上初めて時速200マイルを突破した!というが、今となれば市販車でも高性能スポーツカーならアウトバーンで出せそうな速度ではある。綺麗な丸みを帯びた流線型のボディがいかにも当時の速度記録車という感じ。実物は結構ベコベコだがミニカーは美しく滑らかに繋がったラインで、それも良いだろう。

速度記録車サンビーム1000hpの実物
速度記録車サンビーム1000HPのミニカー

一方のゴールデンアローは航空機用26.9Lネイピアライオン12気筒エンジンをフロントに積んでいる。このエンジン、V12と書かれている資料もあるが何と4気筒が三列並んだVというよりWというような面白いレイアウトで、そのために車体上部も三つの突起が突き出した唯一無二の妙な形となっている。こちらは流石の400km/h近い異次元の速度を狙った為か通常の自動車の設計からかなりかけ離れた形になっていて興味深い。出力的には同じ900hpでありながら前面投影面積を絞って抵抗の大きなラジエーターも左右のタイヤ間に薄いものを設置した努力の甲斐あって時速232マイルを叩き出している。

ミニカーの方だが残念ながら出来はイマイチで、まず特徴的な三つに分かれたボディ上部の突起の角度がイメージが違う。左右の突起がちょっと立ちすぎている。塗装も金色を強調するあまり金属粉?がギラギラ目立つメタルっぽい金色で、オリジナルの黄土色のような金色塗装と全然違う。タイヤの溝は雨天では走らない速度記録車には不要だったと思うのだが、こういうタイヤを履いていた時期もあったのだろうか。

速度記録車ゴールデンアロー実物
速度記録車ゴールデンアローのミニカー

このビューリー国立自動車博物館には前にも記事にしたが時速400マイルを突破したドナルド・キャンベルのブルーバードCN7が一緒に展示されており、流石にそれと並ぶとこの2台は分が悪い。おっとミニカーの方はうっかりブルーバードをこちら向けに置いてしまった。本物は奥が前でした。

イギリスのビューリー国立自動車博物館にて撮影した速度記録車サンビーム1000HPとゴールデンアローとブルーバードCN7の実物
速度記録車サンビーム1000HPとゴールデンアローとブルーバードCN7の1/43ミニカー

実物の写真はこちらに沢山ありますので興味ある方はご覧ください。

2019_Beaulieu_National_Motor_museum

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