既存のパソコンデスクと安い棚板を組み合わせて広い作業机を自作したので報告する。

古いパソコンデスクを改造して作業机に使っていたが、何にでも中途半端に手を出しては完成させられない性格の為どうにも手狭でにっちもさっちもいかなくなってきた。遂には組みかけのアンプの上に板を置いてその上で模型を作る有様(これはこれで高さが稼げて精密作業には丁度良かったりもするのだが)。モニタ台に塗装ブースを置くというアイデアが気に入っていたが路線変更を画策。


どうせなら部屋の長手方向にドーン!と巾2mくらいの長机にしたい。上でトントンカンカン作業ができるしっかりした長机というとお値段も相当する。ドイツは台所用に奥行き60cmの天板の規格があって様々な表面仕上げで材質も集成材、合板、無垢の木製から人造大理石までとんでもない種類の天板がホームセンターで選べる。んだけど、天板だけと言っても新品だと28mm厚のうっすい奴でもメートル当たり最低でも45ユーロとかしちゃう。天然木とは言わないけれど、せめて厚さ38mmは欲しい!

もっと安く上げたいな!と言う事で春頃からホムセンの半端板材値引きコーナーを定期巡回していたところ2.2m長の38mm厚パーティクルボードのビニールシート、白天板が70EURになっていたのを見つけて即買い。

奥行きは60cmも要らない(理由は後述)ので長手方向に幅で10cm程切ってもらって裏に補強材として取り付け。こういうときはIKEAの余った部品が役に立つ。IKEAによくある巻き込んで締め上げるタイプの固定具(名前はあるのか?)用に16mm径の穴開け工具が必要でこれは新規に購入。天板の奥行きを詰めた奴を裏側に立てる。厚さは38mmもあるけどパーティクルボードなので剛性は無い。普通は金属のフレームに載せて使う為の天板を足だけで支えて使うので補強材を入れてみたけど、まだちょっと不安。

パソコンデスクの木目天板を外してドリルで鉄フレームに穴開けし、新しい天板が載せられるように加工する。ハンマードリルのSDS+ジョイントに普通のドリルを刺せるアダプターが大活躍。馬力があるから鉄フレームでもバリバリ穴が開く。こんなの地下室のボール盤に乗せられないし。

パソコンデスクの場所は部屋の奥の隅で変わらず。ここから本棚の前に長板を伸ばす形にしたい。

天板の右側はパソコンデスクに載せるとして、左側は? そちらの脚は60mm径の高さ調整の利く鉄製丸脚2本を近所の売りますコーナーで12EURでGET。写真は丸棒足のフランジ取り付け部。パーティクルボードなのでネジ強度は出ないので、せめて鬼目ナットを入れて少しでもマシに。

右奥隅には棚の奥行き分だけ38mm厚の天板の半端な奴を買って白く塗って繋げる。前の棚は自分のLUNDIAの本棚と長女の断捨離で余ったIKEAの白いのが奥行き30cmで揃うので並べる。仕事机との間が狭くなっちゃったけど、作業台の奥行きを50cmに抑えたし、ギリなんとか。この機会に足元は部屋中前面に白いビニールシートを敷いて落ちた部品等が見つけやすいようにしたら効果抜群!ホコリでも髪の毛でも気になって気が狂いそうになって一日二回は掃除機を掛ける羽目に(笑)。まあどんなに机を広くしてもそれだけ物を広げてしまって空きスペースなんてなくなるんですけどね。

前の棚に測定器や半田ゴテを突っ込んだので奥行き50cmでも天板は全部使えるので充分快適。100, 120, 240Vのテーブルタップを並べて何でも直ぐに刺せる様にした。よく使う工具を磁石で吊してすぐ取れるのは超便利。と言ってる内に作業中のユニットの横に新しいプロジェクト(バッテリー充電器への電源スイッチ追加)でお店を広げちゃってスペースはあればあるだけ使っちゃうの図。


コメント