二日目はプラハから車で60kmほど南に行ったところにある陸軍の博物館。門を入ってすぐ飾ってある、有名なピンク色のIS-2m戦車。ソ連が占領したプラハに置いたモニュメントのIS-2mに抗議して美大生がピンクに塗り、彼が逮捕されて緑色に塗られたものを更にチェコ議員有志がピンクに塗り返し……と応酬が続いたあと、最終的にこの姿で博物館に置かれることになったという曰く付きの代物。

チェコの誇る PRAGA LT vz.38, 38(t) 軽戦車。

当たればキングタイガー重戦車だって止められる、ソ連のISU-152自走砲。

アメリカから買ったスチュードベーカーUS6トラックに、BM-13カチューシャロケットランチャーを載せたもの

アメリカ戦車もあります。シャーマンM4A1

戦車だけでなく、ソフトスキンや一般の自動車、バイクも多く展示されています。これはスコダ社のMOZ-2 TYPE972 水陸両用車。チェコのシュビムワーゲンですな。

イギリス戦車もあります。チーフテン。センチュリオンやクロムウェル等も多数展示。

これはフランスのAMX-13/75戦車

チェコのLTL-H、39PRAGA軽戦車。後ろに見えるのは無人偵察機VR-3の輸送車である。

やはり一山いくら状態の旧ソ連戦車。T-72のバージョン違いが三台。右端の試作機はリアクティブアーマー仕様。それぞれお国の事情があるのか、チェコでは戦車は主砲を塞ぎ機関銃はマウントだけ残して外してあることが結構あります。キャタピラには土がついているんで実走可能な状態のようだ。しかしキャタピラの幅は屋根の台座より広いが乗り越えて出ていくのか?

戦場の雰囲気が味わえる轟音の鳴り渡る展示。馬鹿でかい体育館みたいな建物の中に戦場を再現してあります。似たような1/1ジオラマはあちこちにあるけれど、このスケールは他にはない。あまりに音が凄いので建物の外に居ても聞こえます。

通路はこんな感じで、流石に戦場をうろうろ出来る訳ではありません。おそらく世界唯一、T-34の腹潜りが出来る。床下のハッチが開いているんで車室内も頭を突っ込んで覗けます。

ちょっとミサイル類には知識が無いのですがズラーッと並んでます。

右は先程のVr-3無人偵察機のランチャーでしょうか。

こちらは沿岸防衛目的、対艦用の21cm砲。やたらめったらデカいです。

野砲の類も大昔から近代まで揃っています。

写真は山ほど撮ってきましたので、興味のある方は是非下のギャラリーでご覧ください。



コメント