ドレスデンの連邦軍事史博物館を見学。「軍事史」であるので兵器だけではなく戦争と音楽、当時のプロパガンダ資料など様々な観点から戦争を語る展示が独特である。
象徴となる尖り構造物のついた軍事史博物館。実は水曜朝気合を入れて一人で来たら閉館で、木曜のプラハへの移動日に無理に妻も連れて来た。駐車場が無い事もあり開館30分以上前に来て路上駐車場所を確保したが他に誰もいない。

時間を無駄にしないよう、開館時間前に建物外にある戦車類を見る。右側の列が旧ソ連系の兵器、左が西側の兵器。M113等の兵員輸送車からレオパルド戦車まで。建物の裏には魚雷艇やパトリオット防空ミサイルシステム等も並んでいる。

大好きマルダー歩兵戦闘車がここにもありました。

T72M戦車、ペタンコで巨大でラスボス感ある

身長155cmの妻が見下ろすミニタンクと、奥の巨大な自走砲PzH2000。

中世から現代までの軍事史の博物館なので、最初のコーナーはこのような兜や刀剣、古めかしい銃が並んでいる。

バトル・オブ・ブリテンコーナー。

ヒトラー関係の展示。演説のビデオ、ポスター類も膨大にある。

有名な暗号装置、エニグマ。コブレンツ軍事技術博物館でも見たな。そういやウムラウトは無いんだ、これ

撃墜されたP51と探照灯。ぐちゃぐちゃに壊れたP51、というかP51の部品群は全くレストアされていないので普段見られない内部構造まで見えるのがよい。

パンツァーファウスト積んだ自転車、これ一台でT34と戦える!?

軍事に使われる動物、という展示だが??? 象、馬、犬がありそれらは分かるよ。ヤギやヒツジも荷役や食料だったのかも。でも、ライオン? イノシシ? イルカに爆弾とか聞いたことあるけど、猫って戦線参加歴あるのか?

軍事史博物館に何故かあるソユーズカプセル。戦争には関係無いハズだが? 関係あっちゃいけないよね。

カミカゼ攻撃をしたのは日本人だけ、と言う事になっているがこの特殊潜航艇「マーダー」、どう見ても生きて帰れるとは思えない。プレキシグラスのキャノピーだけの魚雷と同じサイズの潜水艦、回天よりも遙かにショボイじゃないか。

ドイツ軍は女性兵士はいなかったけれど、戦闘の補佐をする索敵要員などには女性も参加していたようだ。探照灯を操作する動員された女学生達か、変顔して笑っている彼女らは戦争を生き延びられたのだろうか。

写真をたくさん撮りましたので、興味ある方は下のギャラリーのリンクからご覧下さい。屋外の戦車関係とそれ以外の二つのギャラリーに別れています。
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