模型用塗装ブース自作、その3(照明)

さて機械部分は完成したのでブース内に照明を設置する。最初は有りものの安い棒形のLED照明でもつければいいやと思っていたが、照明も調べると色温度だ演色性だと奥が深い。凝り出すと止まらなくなって、AmazonでLEDストリップで最も演色性指数の高いRa CRI 97というのを見つけて2m注文。33ユーロでブースの照明以外にも使えそうなので高いとは言えないかな。

こちらは2個セットで6ユーロと激安の12V調光基板をAmazonで購入。試しに繋いでみるとちゃんと明るさが可変出来る。LED照明、めっちゃ明るい!

調光基板を入れるケースはジャンク箱から40年以上前に日本橋のニノミヤムセンで買ったとおぼしきプラスチック製のケースを掘り出して使うことにする。価格135円って。

LEDストリップ用のアルミ押し出しのコの字レールを買って来て中にLEDストリップを貼り付ける。コの字レールは透明樹脂のカバー付きで1m当たり4ユーロと安い。LEDストリップは結構発熱するので、冷却用にアルミ材に貼り付けて使うと寿命が延びる、ハズ。調光装置をプラケースに入れてDC12V用のジャックを着けて、市販のAC-DCアダプターを刺して使えるようにする。

LEDストリップの仕込まれたアルミのコの字材を塗装ブース内側の上面手前隅に両面テープで接着。この角は空気の流れを少しでもスムーズにしようと三角材と板材を組み合わせたスロープ状になっているところへ貼り付ける。

ファンの風量調節器の隣にこれまた両面テープで先程のプラケースを貼り付けて、塗装ブース上面に穴を開けて配線を通して接続完了。まだLEDストリップを45cmくらい1本点けただけだがこんなに明るい。ちなみに奥に見えるフィルタ用段ボールは猫の爪とぎ。ドイツでは「クレオスのハニカムフィルタ!」などという模型用に気の効いた物は売られていないのでこれしか無い。実はブースの内幅はこの爪とぎの幅で決まっている。

やはり作業者側にも光源が無いと手前が暗くなる感じだったので、塗装ブース前に普通の照明を持って来てみたところバッチリである。

最初のアイデアでは手元の陰を無くすために上面と左右の三箇所にLEDストリップを計3本取り付けるつもりだったが、ご覧の通り白いカッティングシートが光を非常によく反射してLEDは上だけでも全方向から充分光が回るので左右につける案は取りやめ。左右に着けると作業の邪魔にもなりそうなので、上面手前に3本仕込むことにした。

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