ファンとサイレンサーを仮置きして位置決め。印に沿ってハンドドリルで穴を開ける。

ファンとサイレンサーを固定。サイレンサーの筐体に嵌まるところには隙間テープを巻いてから差し込んで空気漏れの無いように。ファンとサイレンサーは150mm規格でピタピタなので差し込んでホースバンドで締め付けて完璧。ファンの配線カバーを外し、AC電源ケーブルを取り付けている。ファンはピンを差し替えて速度を三段階に選べるが右下の外部調速機でコントロールするのでここでは最大速度に設定。

この状態で筐体内側から見たところ。金属網の向こうにサイレンサー内部と樹脂のファンが見える。ご覧の通り、筐体内部は見えないところには余ったパーティクルボードで補強を入れている。左の白い棒状の部品は、筐体内部を通しているファンの電源ケーブルのカバー。

この状態でカバーを被せて電源を入れたところ……ファンの唸る音がでかい! ポーランド製に騙されたか。しかし買ってしまったものは仕方ない。あちこち触ってみるとベアリング周りの振動がファン自体の樹脂に響いている感じのブィーンという感じの音がメインである。速度を下げてもあまり音量が落ちないので気になってしまう。風量を上げるとゴーッという風切り音がメインになるが、それは流量がある以上仕方ない。ので、何とか振動を減衰させようと自動車静音化用のアルミ箔付きのブチルゴムシートを持ち出す。テーパー形状に合わせてRを計算し切り取る作業中。

ファンをガチガチにブチルゴムシートで巻いてミイラ状態にした。これでちょっとはマシになるか? 手前に見えるのはファン専用の速度調節スイッチBOX、イギリスVORTICE社製。フツーに買うとファンより高いけどeBayで24ユーロにて入手。調光用のトライアックの変圧器なら10ユーロしないんだけど、あれはノイズが出るとかモーター故障に繋がるとか色々良くない話を聞くので張り込んだ。連続可変で便利。左に置いてある木製カバーは結構重いので、取り外し用に樹脂のハンドルを付けた。

ここまでやってもまだ五月蠅いので、手持ちの消音材をありったけ巻きつける。木製カバーの中にも貼っている。これで何とか低速時にも耳障りにならない程度には静かになった。

ネロブース風に塗装スペースと減圧室の間の斜めの板を付けるのだが、その斜め板を引っ掛けるためのピン。側面板に穴を開けて棚板用の金属ダボを差し込んだだけ。取り外しのときは引っこ抜く。フィルタ交換のときくらいでそんなにしょっちゅう開けるわけじゃ無いからこれでやってみる。正面と側板、側板と天板の間それぞれに三角断面の木を貼り付けて補強しているのが見える。

別途作成した斜め板を置いてみる。パーティクルボード表面はツヤ消しの白で、塗装ブース内面は光を反射するツヤ有りの白なのが分かるかな。実は内面は塗料で汚れたら交換出来るようカッティングシートを貼っている。以上で木工工作は終わり。

ドラフトチャンバーからファンへ素通しも何なので、一応薄い不織布フィルタをクリップで金属枠に止めて塗料ミストからファンを守る。

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